サラリーマンFPがお金について思うこと

ごく普通の30代サラリーマン。 FP資格持ち。ひどいマネー関係の記事が多すぎるので思ったことを書いていく。

入ってもいい保険は何か

どうも。サラリーマンFPのひろのりです。

前回に引き続き保険の記事です。

 

fplifeplan.hatenablog.jp

 さて、前回の記事では保険に入る必要はありませんよ、ということをご説明しました。

今回はそうは言っても入ってもいい保険もあるんじゃないの?というお話です。

 

早速ですが、入ってもいい保険とはどんなものでしょうか?見ていきましょう。

  1. 遺族の当面の生活費のための生命保険
  2. 節税目的のための生命保険
  3. 万が一の損害額が莫大になることに備えるための自動車保険、火災保険、地震保険など

1.遺族の当面の生活費のための生命保険

このパターンの場合は、つまり自分の収入を中心に生活している家族がいるということです。

具体的には専業主婦を扶養して働いている場合が一番わかりやすいですね。

この場合、一家の大黒柱を失うと収入減が遺族年金のみになってしまいます。そのために生命保険で当面の生活費分を賄う、ということですね。

これは共働きの場合でも同じです。

とはいえ、保険には入らないほうが良いので、必要最低限のみ加入すればよいです。目安としては(数年分の生活費)+(子供の教育資金)といったところでしょうか。

もちろん、貯蓄があればその分は保険に入る必要はありませんから、生活費と教育資金合わせて2,000万円程度必要であったとしても、1,000万円貯蓄があれば差し引きの1,000万円分のみ保険に入れば十分と言えるでしょう。

さらに、高齢になれば年金もありますので、私は終身保険は不要で、60歳までの期間のみ保障があれば十分と考えています。

ちなみに、もし生命保険に加入する場合には、会社の福利厚生でグループ保険などがある場合には保険料を抑えるためにもぜひ活用してみてください。また、財形貯蓄がある会社であれば、生命保険積立を行うことで簡易的に生命保険の代わりにすることも可能です。ただし、死亡事由が事故に限られてしまうため、ガンなどには対応できません。

2.節税目的のための生命保険

このパターンの場合、典型的なのは相続が発生した場合ですね。

相続税の基本控除額は
3600万円+(法定相続人の人数)×600万円
となりますが、そのほかに、
500万円×(法定相続人)分の生命保険
相続税が非課税となります。生

命保険に活用することで節税を図ることができます。また、遺産の受取人をスムーズに指定できる効果もあります。

ほかには会社の場合は保険に加入することで利益を圧縮し、法人税を節税することもありますね。

3.万が一の損害額が莫大になることに備えるための自動車保険、火災保険、地震保険など

このパターンは損害保険になります。

自動車保険の場合は自賠責保険がありますが、限度額が死亡の場合で3,000万円となっていますから、万一事故を起こしてしまった場合は場合によっては賠償が2億~3億となることもあります。

特に自動車対歩行者などの場合、過失割合が自動車側に非常に厳しく認定されますので、注意が必要です。

火災保険・地震保険の場合、持ち家の方は加入されている方が多いとは思いますが、なるべく地震保険もセットで加入されることをおススメします。地震保険は国で保険料が決められ、どこの保険会社で加入しても掛け金は変わらないため、ほぼ公的保険制度と言えます。

大規模な天災の場合は通常の火災保険では保障されませんから、加入しておいていいでしょう。

また、火災保険の場合は意外と適応範囲が広いことがあります。私の実家では昨年の台風で屋根瓦が飛んだため補修を行いました。100万円弱の修理費がかかりましたが火災保険にて補填されました。ほかにも、子供がテレビやパソコンなどの家財を壊してしまった場合にも契約内容により火災保険の対象となることがありますので、確認してみてはいかがでしょうか。

最後に

繰り返しになりますが、基本的には保険に入る必要はありません

今回の記事で書いたものは入ってもよい保険であり、貯蓄で賄えるのであればそれに越したことはありません。

むやみに保険に入って月に5万も6万も払うよりも貯蓄に回せばいいのです。貯蓄はそれがいざというときに使える保険になります。確かに今は低金利でほとんど利息は付きませんが、余計な手数料を取られないため保険よりは余程マシです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。参考になれば幸いです。

 

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