サラリーマンFPがお金について思うこと

ごく普通の30代サラリーマン。 FP資格持ち。ひどいマネー関係の記事が多すぎるので思ったことを書いていく。

【家計】共働き家庭の家計管理ってどうしてる?

どうも。サラリーマンFPのひろのりです。

今日は共働き家庭の家計管理についてのお話です。

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この記事にもありますが、共働きでも貯金できないことも多いですよね。
日本の共働き世帯の割合は、昭和の時代には専業主婦世帯よりもずっと少なかったのですが、平成9年に逆転してからはどんどん増えており、今は6割を超えて多数派になっています。
ところが、その割には共働き家庭での家計管理の方法ってあんまりこれといったものがないように思います。

マネー記事でも、家計管理と言えば「家計簿」一択です。
ところが、共働きでしっかりした家計簿をつけようとするとものすっごく大変ですよね。(体験談)
例えば、食費や日用品なども、どちらか手が空いている方が買うこともあると思いますが、その場合はレシートをちゃんと合算しないと家計簿がつけられません。
逆に片方が買うと決めてしまうと、それはそれで買い物の負担が重くなってしまいます。

また、家計簿をつけることもたいがいはどちらかの役割になってしまいますから、結局片方が家計の管理を一手に引き受けることになりかねません。
そもそも、相手の給料がいくらか知らない、なんということもありますしね。

それではどのようにすればよいのでしょうか?
まず夫婦でやるべきことと、家計管理のいくつかのパターンが考えられますので見ていきましょう。

目次

まずやるべきこと

お互いの貯金額、収入をしっておく

お金が貯まらない家庭で最も多く見られるのがお互いの収入、支出、貯金額を知らないというケースです。

 とにかく手を付けなくてはいけないことは、お互いの収入と貯金の額を把握しておくことです。
家計簿をつけるより前にまずは二人の収入という大枠と、現在の貯金額という現在地点がわからないと何もできません。

ライフプランを共有する

貯金の目標を共有できていないこと。
何のためにどれほど貯金するべきなのか全く決まっていない状況では貯金のモチベーションが上がりません。
・ 住宅や子供の数
・ 教育にかけたいお金
・ 老後の過ごし方
など希望によって必要なお金は全く変わってくる

とありますが、貯金の目標は、自分たちのライフプランがイメージできないと決められません。
極端な話ですが、子供はいらない、住宅は相続が期待できる、老後は旅行に行きたい、とかこんな感じのライフプランであれば、場合によっては退職金だけで十分で、そんなに貯蓄を気にしなくてもいいかもしれませんね。

2人でしっかりと話し合い、自分たちのイメージするライフプランをある程度は共有しておく必要があるでしょう。
これがバラバラだと、船頭多くして船山に上る、ではないですが、貯金の前に夫婦生活自体の危機になることもありますからね。

現在地と目的地の把握を

さて、この2つを車を運転に例えてみると、収入=スピード、貯金額=現在地、ライフプラン=目的地と言えます。
どこかに出かけるときに、まずカーナビに目的地を設定して現在地からのルートを決めますよね。そして、どのくらいのスピードで走るかで、いつ頃目的地に着くかわかるわけです。
2人のライフプランを共有することで「目的地」がはっきりします。貯金額がわかっていなければ「現在地」がわかりません。また、収入が把握できなければ「スピード」がわからないのでいつ目的地に着けるかわかりませんよね。

共働きの家計管理方法

私は正直なところ共働きで家計簿をつけるのはムリだと思っています。
とはいえ我が家はズボラな方なので、すべての家庭がムリとは言いませんが、まず相手の協力は必要不可欠ですし、労力はかなりかかるのでなかなか時間を作るのは難しいとは思いますね。

そこで、家計簿がなくてもある程度の貯蓄ができる家計管理の方法を紹介してみます。
基本的には2人ともサラリーマンということを想定しています。
ちなみに、離婚の際に面倒になるとかそういうことは考慮していません。

全部一つの口座に集める

これは根こそぎ一つの口座ぶち込み管理するという方法ですね。
メリットは漏れがなくなること、確実に貯蓄できること。
デメリットとしては管理する方の負担が大きくなること、全部筒抜けになるので秘密が作れないことが挙げられます。
また、クレジットカードの引き落としなどは家族カード使って一つの口座で引き落としができるように整える必要があります。

給料口座とは別の3つ目の口座に集める

お互いの給与口座に小遣い分を残し、別の口座に生活費及び貯蓄分を集める方法です。
メリットは個人の分と家計の分をしっかり区別できること、お互いにクレジットカードを持っていても引き落としができること。
デメリットは振込の手間があるため手数料がかからないように工夫する必要があることです。
我が家ではこの方法で家計管理をしています。

お互いの貯蓄用の口座を作り、定額を貯蓄していく

これは財形貯蓄でも積立定期でもいいのですが、互いに月に貯蓄する金額を決めて別口座で貯蓄をしていくという方法です。
メリットは最初に設定さえすれば自動で貯蓄ができるので手間がかからないこと。
デメリットは残った部分はお互いが知らないままなので、不透明な部分が多く家計の全体管理が弱くなってしまうこと、貯蓄はしているので残りの部分を全部使ってしまっても良いという意識になると最初に決めた以上の金額は貯蓄しにくいことです。

まとめ

お金のことはタブーと思わずに、お互いの貯蓄と収入を把握し、ライフプランを共有していきましょう。
まだできていない場合は、親の介護や子供の教育をきっかけにしてしっかりと話し合ってみましょう。

これができれば、家計管理自体はあとは好きな方法で確実にためていくことが大事です。
経験上、しっかりとライフプランを共有できている家庭のほうが貯蓄できるように思います。
やはりモチベーションがないと、貯蓄を続けていくというのは難しいのかもしれません。
まずは夫婦で話し合ってみてはいかがでしょうか。

最後までお読みいただきありがとうございました。少しでも参考にしていただければ幸いです。

 

 

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