サラリーマンFPがお金について思うこと

ごく普通の30代サラリーマン。 FP資格持ち。ひどいマネー関係の記事が多すぎるので思ったことを書いていく。

【投資】8割以上の人が投資を望んでいないという事実

どうも。サラリーマンFPのひろのりです。

前回の記事で取り上げました

fplifeplan.hatenablog.jp

 こちらの家計調査「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査] 平成30年調査結果|知るぽると」が思ったより面白い調査だったので、掘り下げていきたいと思います。

 今回掘り下げる内容は「投資」です。

目次

 

元本割れの可能性がある金融商品保有したいか?

要するに「株式投資をしますか?」とほぼイコールの質問ですね。
この質問、みなさんはどう答えるでしょうか?
せっかく頑張って積立てた貯金が少なくなってしまうような商品には投資しませんか?
あるいはガンガンリスクを取って攻めていきますか?

もちろん、いろいろな考えがあると思います。
私は「つみたてNISA」「ジュニアNISA」「個人型確定拠出年金ideco)」の制度を活用して株式や投資信託などに資金を振り分けていますが、うちの親などは株式投資などはとても怖いので絶対にやりたくない、と言っています。
一応私がFPを取ってから老後資金の相談などしてみたのですが、まったく聞く耳持たずでした。

確かに、投資って怖いものというイメージはあると思います。
テレビに出るような有名な投資家は、資金を100倍1000倍にしためちゃくちゃ儲かってるような人か、借金を作って破産するような人か、そんな人しか取り上げられないからかもしれません。
また、何となく日常会話の中で投資やお金のことについて話すことはタブーっぽくなっている(友人とでもなかなかお金の話をすることは少ないのではないでしょうか)ことも投資から遠ざける原因の一つかもしれませんね。

では調査結果は?

最初の「元本割れの可能性がある金融商品保有したいか?」についての回答はこんな感じになっています。

  • 積極的に保有したい:2.5%
  • 一部は保有したい:15.6%
  • 全く保有したいと思わない:80.5%

8割以上の圧倒的大多数の人が「全く保有したいと思わない人」であるということです。
下記の日本銀行の調査のように、世界的に見て日本人は金融資産を現金で保有している割合が高い傾向です。それを裏付ける調査結果と言えますね。

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日本銀行調査


金融庁がNISA制度などを作って「貯蓄から投資へ」の流れを作りたい、という思惑は狙い通りにはいっていないようです。
昨年はバブル崩壊後の最高値を更新するなど、ここ数年はアベノミクスによって株高になっていますが、なかなか意識は変わらないということでしょうね。

もっと投資へ振り向けてもいいのでは

個人的には金融資産が1000万円程度あれば、元本保証の預金だけではなく、投資をするべきだと思います。
投資を積極的に行いたい場合は、300万円程度の貯蓄があれば十分始める価値があります。

なぜ投資を行ったほうが良いのでしょうか?元本割れの可能性があるリスクの高い資産をわざわざ保有する必要があるのでしょうか?

これにはリスク管理の考え方がかかわってきます。リスク管理の有名な格言として「すべての卵を一つのかごに盛るな」というものがあります。
実は日本円のみで保有することは、この格言に反して一つの資産(つまり日本円ですね)に集中的に資産を持っている状態ですので、高リスク状態となってしまいます。

適切な投資を行うことによって、資産が分散されますので、株式などに投資することはむしろリスクを低下させることができるのですね。
とはいえ、やっぱり投資って怖いなあ、、元本割れしたらどうしたらいいの?という方は多いと思いますので、次回は投資の考え方について詳しく書いていきたいと考えています。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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