サラリーマンFPがお金について思うこと

ごく普通の30代サラリーマン。 FP資格持ち。ひどいマネー関係の記事が多すぎるので思ったことを書いていく。

保険に入ってはいけない

どうも、サラリーマンFPのひろのりです。

前回の家計相談記事

 

fplifeplan.hatenablog.jp

でさらっと触れましたが、今回は保険について説明したいと思います。

と言っても結論はタイトルの通り、保険に入る必要なし!以 上!って感じなのですが、周りからすすめられたり親から勧められたりされる新社会人の方もいるでしょうから、ちょっと詳しく書いていきたいと思います。

お付き合いください。

 

保険とはギャンブルである

端的にいえば、保険というものの本質はギャンブルなんですね。

ギャンブルと保険、全然違うじゃん!と思われるかもしれませんので、説明していきます。

まず保険とは何でしょうか?一番ポピュラーな保険である生命保険を例に考えましょう。

ご存知の方も多いでしょうが、生命保険とは毎月の掛け金を支払い、対象者が死亡した場合に保険金が受け取れる仕組みになっている保険です。

例えば月の保険料が1万円、死亡保障1000万円とすると、「1万円掛け金を支払い、死んだら1,000万円がもらえる」というギャンブルと言い換えられるのがわかるでしょうか?

 

「300円掛け金を支払い、当選番号が当たれば3億円がもらえる」宝くじや、「100円掛け金を支払い、一等の馬を当てれば150円~400円程度もらえる」競馬と本質は同じといえますね。

そして、ギャンブルは基本的に胴元が儲かるようにできていますよね。

その目安として「控除率」というものがあります。掛け金に対してどれだけ手数料として取られてしまうかの割合のことです。

主要なギャンブルでは次のようになっています。

つまり、1万円をかけたとして、カジノでは9500円程度返ってきますが、宝くじでは5000円分しか返ってきません。パチンコでは9000円程度、競馬では7000円程度、ということですね。

イメージよりはパチンコやカジノの控除率は低いんですね。

さてさて、それでは保険はどうなのでしょうか?生命保険業界で第1位の日本生命さんを見てみましょう。

保険料収入額:5兆4220億円(2017)

保険金等支払額:2兆4842億円(2017)

日本生命の現状2018」より

1万円保険料に対して、約4600円程度保険金が支払われています、控除率は54%ですね。

これはつまり、保険料の半分以上が保険会社の取り分になっている、ということです。

なぜ保険に入ってはいけないのか

ここまで書けばおわかりいただけると思いますが、保険に入らないほうがいい理由は保険会社にぼったくられているからです。

とはいえ、保険がギャンブルだとしても、損をしているとしても、「安心のため」加入することの何がいけないのか、という疑問もあるでしょう。

実のところ、絶対に入ってはいけないというつもりはありません。

しかし、入っている保険の保障内容をしっかりと把握しており、その内容がニーズにあっている方がどれだけいるでしょうか?

自分の支払っている保険料のうち、どれだけの金額が保険会社の取り分になっているのかが把握できている方がいるでしょうか?

多く人が「何となく」「入るのが常識だから」「誰かに勧められて」入っているのが現状なのです。

それであれば大まかに言って半分以上ぼったくられているわけですからいっそのこと入らないほうがいいですよ。その分貯蓄した方がいいんじゃないですか?というのが自分の考えです。

最後に

私は上記のとおり、原則として保険加入は不要と考えています。しかし、条件次第では入ってもいい保険もあると考えております。

次回は入ってもいい保険について書いていこうと思います。

以上、最後までお読みいただきありがとうございました。

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